建て主のミカタ

中古住宅購入の注意点

中古住宅は新築と違って安く手に入れることができますが、建物の目に見えない部分のことが正確にわかりにくく、建築当時の資料が残っていないことがあります。
そのため、建物の老朽程度だけでなく、建築基準法の合否、耐震性能の変化、保証の有無などに注意する必要があります。
慌てて契約してしまわないで、事前によく調べることが重要です。

購入申込書を提出する前に現場を確認する
気に入った中古住宅が見つかったら、住所を調べて現場に出向きます。
広告には正確な住所はのっていませんが、お問い合わせいただければ住所と値引きの可能性を調べてお伝えできます。(先に不動産会社に連絡を取ってしまうと値引き交渉はできないのでご注意ください)
そして現場ではまず環境のチェックをします。
日当たりや騒音など、周辺の環境を注意して調べます。

【参考】環境のチェックポイント(1)~(8)

環境に問題がなければ、次は専門家に同行してもらって劣化状況を確認します。
中古住宅の検査には材料や施工方法の知識が不可欠ですが、仲介をする不動産会社には設計や施工の知識がありません。
必ず、目に見えない内部の問題まで推測できる専門家にチェックしてもらいます。

中古住宅購入サポートの一環として『建て主のミカタ』でも無料でお手伝いしています。

検査済証の有無と図面・仕様書・リフォーム履歴をチェックする
特に重要なのが検査済証の有無です。
検査済証というのは、建築基準法にかなった物件であることを示すものです。
中古住宅のなかにはこの検査済証がないものがあり、建築基準法に違反している場合があります。
このような物件では、違法建築ということで住宅ローンの融資が受けられません。

また、建築当時の図面や仕様書が残っていないことが多いため、どのような材料が使われ、どのような工法で建てられたのかわからないことがほとんどです。
不動産会社が販売用にあとからつくった平面図だけではわかりませんから、立面図・仕様書・矩計図(かなばかりず)を請求して確認します。
特にリフォーム(増改築)されている場合は、耐震性に問題があることがありますから、専門家によるチェックが欠かせません。

契約前に保険会社に検査を依頼して保証をつける
購入の意思がかたまったら、契約前に国交省指定の検査機関に検査を依頼し保証をつけてもらいます。

一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会

この検査を受けておくと、購入した中古住宅の保険対象部分*に瑕疵(外観からはわかりにくい欠陥)が見つかったときに補修費用が支払われます。
検査にあたっては、検査手数料と保険料の負担をするのが売り主なのか、買い主なのか、契約前に決めておくことが重要です。

国交省指定の検査機関ではなく、一般企業であるリフォーム工事会社やその関連会社に検査を頼んだ場合、高額なリフォーム費用を請求されることがあるので注意してください。

*構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分など、1年間または5年間の保証期間。


あわせて読んでおきたい3つのこと